共同通信:東電、計画停電打ち切り発表 夏も原則回避

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共同通信:東電、計画停電打ち切り発表 夏も原則回避

記事要約

東京電力は4月8日に計画停電の実施を8日以降打ちきることを発表した。また、夏も原則として実施しない方針であることも発表した。他にも計画停電を実施した地域の利用者の電気料金を割り引くことも発表した。

疑問

今から始めて、7月までにガスタービン発電設備の新設は間に合うのか? 7月末には約1千万キロワットの供給不足が予想されるとあるが、これほどの電力を新設する設備だけでまかなえるのか?

考え・主張

2003年のヨーロッパ大熱波において、ヨーロッパ全体で超過死亡は2万人以上でたとのこと(ソース)。これは、ヨーロッパは日本に比べて寒いためエアコンなどの設備が整っておらず、高齢者が無くなったためだ(ただし、死者の大多数はフランスででており、フランスでこれほどの死者がでた理由は熱波のためだけではないとのこと 2003 年夏、フランスにおける猛暑 -猛暑から見えたもの- 中島 貴子)。近年の関東地方は、7月~9月にかけて、夜は25度以上、昼間は35度近くのことが多い。このような状態で、エアコンが使えないならば、2003年のヨーロッパのように多くの死者を出してしまう可能性があったと思う。このような観点からも、計画停電の打ち切りが発表されたのは、良い話であると思う。

その他

特になし。